ワカモンスター「澳本伊吹さん」 ‹ 本誌連動 ‹ 連載記事

幾多ものわらじを履いて己の信じた道を突き進む！

若干23才にして、大規模ジムのオーナー、そして見ての通りの素晴らしい肉体で、マッスル最新競技「フィジーク」の大会に出れば上位入賞、さらに理学療法士の資格も持ち、とどめにユーチューバーでもあるという。見るからに凄そうな彼、一体何者…？学生時代にたまたま見た、カナダ人のフィットネスモデル兼ユーチューバー・マークフィットの動画に衝撃を受けたのが事の始まり。以来、澳本さん自身も本格的に筋トレを始め、その様子を撮影した動画がYou Tubeで反響を呼び、スポンサーまでついた。しかしさすがにユーチューバーとして生計を立てていく事は難しく、一旦は県外の病院に就職。ただ、理学療法士として働く中で、「病気やケガにならない身体づくりを支援したい」との想いが募って一念発起。退職して故郷である黒潮町のお隣、四万十市にフィットネスジム「ネイチャー」を今年の3月にオープンした。「周りからは、この田舎でこんな規模のジムが成功するはずがない、と言われたりもしましたが、蓋を開けてみれば…　とんでもなく忙しい毎日を送ってます」。目標に掲げていた、「四万十市の人口100人に1人が会員」をオープンから3ヶ月弱であっさりクリアしてしまい、ジムは連日大賑わい。この規模のジムがフランチャイズではなく個人経営で成り立っているというのは大変珍しく、全国から問い合わせがきているそう。「年内にはここを法人化して、若者達の就労にも役立てたい。今はジムの経営でいっぱいですが、落ち着いたらまたYou Tubeにも本腰入れていきます！」。