ワカモンスター「甲斐仁紅さん 藤岡空未さん」

 

芸術的スポーツの新鋭 ポール・スポーツで 高知から世界へ

直径45ミリのポールを使い、柔軟性や筋力を駆使し、スピン、倒立、開脚など、さまざまな技を組み合わせ、パフォーマンスの難易度や芸術性を競う競技「ポール・スポーツ」。世界中で50以上の大会が開催され、100万人の競技人口がいる中で、日本代表として活躍する選手がここ高知にいる。先達て高知市で開催された「全日本ポール・スポーツ選手権大会2018」にて、エリートクラスのダブルスミックスドユースで世界大会の出場権を獲得した、甲斐仁紅さんと藤岡空未さん。指導するのは、自身も世界大会3位の実績をもつ「MIKAダンスプロデュース」の樋口美加先生だ。「元々うちのスタジオではポール・スポーツは大人のクラスしか無かったのですが、仁紅がどうしてもやりたいと言うので。それがキッカケで子どものクラスを作りました」約5年前よりポール・スポーツを始めた甲斐さんは、生まれ持った柔軟性と天性の才能を発揮し、めきめきと成長。2013年に初めて行われた全日本大会では『あっさり』優勝してしまった。そしてそんな甲斐さんと3年前からペアを組んでいるのが藤岡さん。甲斐さんより1つ年下で、美加先生も「もっと図々しくなればもっとうまくなる!」と言うように控えめな性格ながら、その才能を見抜いた美加先生が1年半かけて説得し、ポール・スポーツの世界に導いた確かな才能の持ち主だ。高知から世界へ。それだけでもたいした事なのに、2人が見据える先はもっとずっと高い場所にある。「目指すは優勝! 世界一になってさらにその上を目指していきたいです」。

HP(MIKAダンスプロデュース)▶ https://www.mika-danceproduce.com/