【SDGs×土佐香美福祉会】介護の仕事で輝けるように 持続可能な雇用をつくっていきたい

こうちSDGsガイドブック香美市

高知県は、「SDGsの広がりによる持続可能な地域社会づくり」を掲げ、県内事業者によるSDGsの達成に向けた取り組みを推進しています。

今回は、社会福祉法人土佐香美福祉会におけるSDGsの取り組みを紹介します♪

【現在の取り組み】やりがいを感じられる 人間らしい雇用を

特別養護老人ホームをはじめ、介護の仕事に携わる「土佐香美福祉会」では、スタッフが24時間体制で利用者の生活をサポート。このような現場でサービスを適切に提供していくには、スタッフが働きやすい職場環境が不可欠。 そこで、土佐香美福祉会が取り組んでいるのが、業務の効率化を実現する「ICTの導入」、「キャリアパス制度の拡充」、そして若手職員の意見を経営会議に取り入れる「みらい会議」である。

ICTの導入では、ナースコールと見守りシステムとの連動化を実施。また、「みらい会議」での意見から、「三交代制」の導入や「ユニホームの統一」など、就労環境の改善を実現している。 社会福祉法人という特色を活かしながら、やりがいある、人間らしい雇用を促進していく。土佐香美福祉会らしいSDGsの取り組みだ。

【今後の取り組み】ジェンダーや人権の課題に注力していく

施設利用者の9割を高齢女性が占めており、あらためて利用者側が求めるジェンダー感覚を見直したい。利用者と職員の思いが一致し、誰もが福祉の仕事で輝けるように、職場環境を整備する。貧困や飢餓など福祉の根源問題にも意識を向け、できることをひとつずつ実施していきたい。

【メッセージ】理事長 楠目 隆さん

SDGsの取り組みは、「職場を良くするために取り組んできたことが地域を変え、やがては地球を変えるきっかけに繋がっていく」と、やりがいを感じています。 17のゴールのいくつかは、暮らしや仕事の中で取り組んできた事例と同源のものと考えています。自分自身や会社のためだけではなく、未来のために持続可能な社会について考えていきたいです。

【企業情報】社会福祉法人土佐香美福祉会

特別養護老人ホームなど施設サービスや介護事業による居宅サービスを提供。医療や食、障害者就労支援と幅広くグループ展開している。

  • 社会福祉法人土佐香美福祉会
    [創業]平成10年
    [従業員数]600名(グループ全体)
    [住所]香美市土佐山田町550-2
    [電話]0887-52-2112
    [URL]https://www.welplaza.or.jp