【SDGs×山本建設】ICTを活用した建設業で地域のインフラを支える

こうちSDGsガイドブック黒潮町

高知県は、「SDGsの広がりによる持続可能な地域社会づくり」を掲げ、県内事業者によるSDGsの達成に向けた取り組みを推進しています。

今回は、山本建設株式会社におけるSDGsの取り組みを紹介します♪

【現在の取り組み】「ICT施工」の内製化 持続可能な建設業をつくる

高知県黒潮町で地域のインフラを支える「山本建設株式会社」が、SDGsの取り組みとして最も力を入れているのは、「ICT(情報通信技術)建機」の導入および「ICT施工」の内製化である。ICTを建設事業に取り入れることで、従業員の負担軽減をはじめ、施工品質や安全性の向上等を実現しているのだ。例えば、ドローンを使った写真測量も、ICTの導入実績のひとつ。これまで人の手で行っていた測量業務を大幅に省力化することができた。また、消波ブロックのような大型の設置物は、配置シミュレーションを行うことで現場作業の効率化を図っている。

このほか、地域の清掃活動や災害対策に貢献する取り組みも進めている。さらに、従業員が働きながら成長できるよう、資格取得の支援はもちろん、女性が活躍できる職場づくりにも力を入れている。

【今後の取り組み】建設業のやりがいや夢を子ども達に伝えていく

地元の子ども達を対象に、建設現場の見学会や、ICTの講習といった出前授業を実施している。こうした地域の人材育成に、今後さらに力を入れていきたい。また、SDGsを通して自社の取り組みを子ども達に知ってもらい、夢が見つかる地元の企業に成長していきたい。

【メッセージ】代表取締役 山本 浩司さん

近年では、皆さんが日々使っている道路や橋を補修・修繕し、この先も安全に使えるようにする建設工事が増えました。私たちの仕事そのものがSDGsと言っても過言ではないでしょう。ドローンやICT建機といった、測量技術の進歩を積極的に取り入れ、施工の省力化を進めると共に、持続可能な建設業の実現を目指します。

【企業情報】山本建設株式会社

一般土木工事、海洋土木工事、大型道路工事を主に手がける。創業以来、地域社会の発展、社会資本の整備に尽力し続けている。

  • 山本建設株式会社
    [創業]昭和26年
    [従業員数]25名
    [住所]幡多郡黒潮町佐賀2988
    [電話]0880-55-3141
    [URL]http://yama-ken.jp/