【SDGs×エンジェルガーデン南国】人と自然に優しいグアバ農園を実現「ディーセントワーク」の推進

こうちSDGsガイドブック南国市

高知県は、「SDGsの広がりによる持続可能な地域社会づくり」を掲げ、県内事業者によるSDGsの達成に向けた取り組みを推進しています。

今回は、エンジェルガーデン南国におけるSDGsの取り組みを紹介します♪

【現在の取り組み】人にも自然にも優しい 持続可能なグアバ栽培

自然環境に配慮した農園を営む「一般社団法人エンジェルガーデン南国」。自然環境や生態系を守りながら、また、人にとっても安全な農業を実現するため、完全無農薬・無肥料、さらには除草剤を一切使用しないことにこだわったグアバ果樹の栽培に、農業と福祉の連携で取り組んでいる。

こちらで活躍しているのは障がい者といわれている方々である。彼らの丁寧な仕事のおかげで、農薬や肥料に頼らなくてもグアバ果樹は生き生きと育つことができている。

また、これまで廃棄されていたグアバの皮、種、枝の再利用にも、3年前から高知商業高校やほかの福祉事業所などと取り組み、現在ではクッキーやフルーツソース、枝を活用した燻製用チップなどを開発。人にも自然にも優しい農業が進み、広がっている。

【今後の取り組み】ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を

完全無農薬・無肥料で自然にやさしいグアバ果樹栽培をこれからも続け、海や陸の豊かさを守っていきたい。商品の売上利益はすべて障がい者といわれている方々の工賃となるため、それぞれが働くことの幸せを感じ自立できる環境を目指し、自分らしく働ける場づくりに取り組んでいきたい。

【メッセージ】代表理事 西川 一司さん

 南国にしがわ農園ではさまざまな仕事が有り、障がい者といわれている方々の活躍の場となっています。また、自分たちの手で種から育て、食品添加物などは一切使用せず製造しているグアバ果樹製品に自信を持っています。  私たちのこだわりの製品を知ってもらうことが、自分の身体や自然のことを考えるきっかけになればと思います。

【企業情報】一般社団法人エンジェルガーデン南国(南国にしがわ農園)

土づくりや種選びからこだわったグアバ果樹を栽培。障がい者といわれている方々と共に、農福連携による六次産業化にも取り組んでいる。

  • 一般社団法人エンジェルガーデン南国(南国にしがわ農園)
    [創業]平成11年
    [従業員数]12名
    [住所]南国市亀岩1008
    [電話]088-802-8801
    [URL]https://www.nishigawa-nouen.com/