こんにちは、編集課の村田です。
よさこいの余韻がようやく鎮まってきた8月下旬。高知県に台風が近づいていました。
今回はお出かけの秋に向けて、皆さんに「町歩き」の提案をすべく取材の日程を組んでいたんですが…取材日にドンピシャで台風直撃の予報。
運がいいのか悪いのか、リスケしようとしていた日は台風直撃前の最後の晴れの日だったので
これを逃す手はない!
ということで、急遽お伺いさせていただくことに。
当日のスケジュール変更にも関わらず、どのお店も皆さん快くOKをくださって、優しさに触れた村田は泣きそう。
大大大感謝の気持ちと、懐の広いお店の方々に会える嬉しさでわくわくしながらやってきたのは
「室戸市吉良川町」!
(今回のお供もすっかり恒例、市川です)
「台風銀座」の異名を持つ町
明治期からはじまった林業や備長炭の生産により栄えた吉良川町。
至るところにある立派な町家から、歴史を垣間見ることができます。
また、「台風銀座」と呼ばれるほど台風の通り道になっており、土佐漆喰や軒の低い民家、水切り瓦など、職人の知恵と技が詰まった吉良川町特有の町並みも見どころの一つ。
「ふるさと」の味を堪能
早速町を存分に散策! といきたいところですが約2時間運転して到着したのは正午過ぎ。
疲れた体に、美味しいものをチャージしないことには進めない…。
到着して最初に訪れたのは「多だ屋」さん。
町並みが見られる通りから、細い路地に入った先にお店はあります。
車はお店から南に進んだ突き当たり、少し離れた公民館の前の広場に停めてくださいね。
今回注文したのは、「ふるさと御膳」(880円)。
いいんでしょうか、このお値段で。
室戸産の幸が小鉢でもりもりですよ。
肉に海鮮に、野菜、どれも食感や味付けに個性があって、食べ進めるのが楽しい一皿です。
横の障子も開けさせてもらって、風に揺れる緑を横目に食事を満喫。
市川のこんな穏やかな表情初めて見ました…。(失礼)
食事が終わった後も、店主さんと奥さんと30分ほど世間話をしてきました。
今思い出しても、あの空間・時間は温かすぎました。THEアットホーム
- 多だ屋
住所/室戸市吉良川町甲2147
TEL /090-4508-7559
営/8:00〜15:00
休/月曜、日曜
P/有り
町を長年見守る神社
心地良いお腹の張り具合になったところで、次に向かったのは「御田八幡宮」さん。
室戸市を代表するお祭りの一つ、「御田八幡宮秋祭り」で盛り上がる有名な神社さんですが、普段の様子はとっても静か。国道からも離れているので車通りもほとんどなく、本宮裏に生い茂る森の音だけが響いていました。
しっかりお参り。
実は鳥居から海側を見ると、吉良川町の町並みと海が一緒に見られるんですが、なんてったってこの日は台風前。海の上には気分まで暗くなりそうな重たい雲がかかっていたので、写真は撮りませんでした…。皆さんが行った時に良い写真が撮れたらぜひ村田に見せてください。喜びます。
町民に愛される老舗パン屋
神社でお参り後、1時間ほど写真を撮りつつ、ぷらぷらしつつ…。町並みを満喫し尽くした私たちが最後に向かったのは町のパン屋「HOME BAKERY 徳屋」さん。
戦後に創業し、今の店主で3代目。
長年愛され続け、変わらぬ美味しさを持つ店。
帽子パン、揚げパン、クリームパン、あんぱん… 並んでいるパンは王道のものばかり。
変わっていく時代の中でも、ここに来れば、この味に出会える。っていうのはとても素敵なことのように感じるんですよね。
ずっと、続けてもらいたいと思わずにはいられませんでした。
……やだぁ〜!ノスタルジックとセンチメンタルって紙一重!?
- HOME BAKERY 徳屋
住所/室戸市吉良川町甲2284
TEL /0887-25-2134
営/7:30〜18:30
休/日曜
P/無し
「吉良川町 町歩き」まとめ
吉良川町は基本的にお店がわんさか! 行きたいとこ盛りだくさん!
といった町ではないのですが、それが良さなんです。
暮らしに息づいている、情緒豊かな日本らしい美しさ。
そんな静かな町で育まれた人の温もりに触れながら、町を歩いてみてください。
吉良川町の「良い」を知ることで、きっと奥深い町歩きになるはずです。
さて、今回も載せられなかった写真がたくさん!
見せたがり村田の写真タイムにお付き合いください。