こんにちは、ほっとこうちライターの川﨑です。
今回は、四万十町にあるうどん屋「KOBACO」にお邪魔してきました。四万十町中央ICを降りて、窪川駅の方に車を走らせるとすぐ左手に現れるお店。四万十町には何度も訪れているはずなのに、知らなかった~
目次
テナントが並ぶ一角に店を構える「KOBACO」
昔はショッピングセンターだったのかな?といった感じの趣のある建物で、古着屋さんや古書店の看板が並ぶ中に「もっちもち加圧うどん」の文字を発見! 入口が一つで、中で各お店へのドアに分かれていました。初めての人はちょっと迷いそうですが、建物に入っていちばん右側の赤い暖簾が目印です。
手作り感溢れる可愛い×レトロな店内
店内はこんな感じ。メニューやうどんの説明書きがあちこちに貼られていました。カウンターもあるので、1人でも入りやすそう!
気になるメニューはこちら
かけ、カレー、釜玉のあったかいうどんと、ぶっかけや醤油といった冷たいうどんがあり、表示金額は最小サイズの「小」のもの。さらに、中、大、とあってワンサイズアップごとに+50円、特大は+100円です。基本のメニューの他にも、季節限定や日替わりメニューもあるんだとか。
店主は定年退職後に一念発起したお父さん!
「いらっしゃいませ~」と出てきてくれたのは、店主の門脇建男さん。恥ずかしがり屋なので~とマスクをつけてハイチーズ。「KOBACO」がオープンしたのは2020年。
定年退職後に、そういえば飲食店をやってみたかったなぁと自分の夢を見つめ直した門脇さん、動画サイトなどを観ていたら、うどんの打ち方や茹で方を投稿している人が結構いるなぁと独学でうどん作りをスタートしたそうです。どこかに修行に行くのではなく、動画サイトで勉強ってめっちゃイマドキですよね。
小麦粉の配合や打ち方はもちろん、いろんなサイトを見るうちに圧力鍋で茹でているうどん屋さんを見かけるようになり、個人店で提供する分にはできるかもしれないと研究を重ねました。
一味違った食感を生み出す圧力鍋!
試行錯誤を重ねてたどり着いた圧力鍋で茹でるうどん。釜茹でとは食感も違うし、茹で時間は短くて済むから、一度にたくさんは茹でれなくても、出来立てを早く提供できる!と、お店をオープン。手打ちした麺を注文を受けてから茹でているそうです。
そんなお話を聞くうちに、圧力鍋がシュンシュン音を立ててきましたよ~
まず食べてほしいぶっかけうどん
お店のイチオシはこちらの「イリコまみれぶっかけ」(温・冷/600円)。お出汁はイリコを中心に、カツオ節、サバ、イワシの混合節に昆布でとる優しいお味がベースですが、こちらのメニューはさらにイリコオイルとイリコの素揚げが乗っかっていて、めちゃくちゃ海の香りを感じる一杯。
ぶっかけにイリコオイルを垂らしてみたら、思いのほか美味しくて、それならイリコも乗っけてみようというノリで誕生したメニューなんですって。もうこればっかり頼むファンもいるくらい。
さっきからイリコイリコって、香りのことばかりですが、そもそも圧力鍋で茹でたうどんが人生初の私。その食感に一口目からビックリ!
先ほどの門脇さんの写真をよーくみてもらうと、うどんの説明書きが書いてありますが、「表面ニュルのもっちもち」という言葉通り、にゅるんとした口当たりともっちもちの食感を併せ持つ新感覚の麺でした!すすった時の伸びや喉越しもよく、程よい弾力で満足感もあります。これは2杯目にも期待が膨らむ~
関西地方のうどん屋の定番メニュー
次に出してもらったのは、キムチ、豚肉、自家製ラー油が乗った「キムラ君」(700円)。韓国製の唐辛子、醤油、すりゴマ、フライドガーリックやフライドオニオン、砂糖などで作る自家製ラー油と、熱したごま油がアクセント。個人的には温玉トッピングもありだと思います。ちょっと暑い季節のバテ気味な身体にピッタリな胃袋刺激系の一杯でした。
はみ出るお揚げがインパクト抜群のうどん
最後はこちらの「おばけきつね」(650円)。手のひらよりも大きなジュワッと甘いお揚げさんがうどんを覆い隠して出てきます。きつねの甘さが、優しい出汁にも合う~。かけうどんはイリコオイルも追加できるので味変したい人はぜひ注文を!
まとめ
圧力鍋で茹でるうどん、いかがでしたか?食べ応えや満足感を追求するうどん好きさんにはもってこいのメニューがいっぱいです。一度に茹でられる量が決まっているので、時間には余裕を持って来店してください。
ちなみに、木・金・土は夜の営業もしているそうで、夜うどんの他に、おでんや一品メニューも作ってるんですって~。ご近所さんが羨ましい!窪川駅から徒歩5分か、行こうと思えば行けるな。