県内でも有数の伝統的な町並みを誇る地区・室戸市吉良川に佇む「ホームベーカリー 徳屋」。
戦後間もない頃にオープンし、ノスタルジーな昭和然とした店構えが目を惹く。お店でパンを焼くのは、現在は3代目となる店主の徳弘仁さんと奥さん、仁さんのお母さん、妹の、家族4人と店頭に鎮座する大きな窯。「通常のパン屋の2倍時間を費やして作る」というパンは、香り、口当たり、食感と、どれも作り手の愛情が感じられる確かな味で、地域にも観光客にも愛される。
看板商品の「食パン」(一斤300円)は、ふわっふわの食感が魅力。きめ細やかなふっくら『もち肌』は感動必至の仕上がり!
他にも、サイコロ状のヒレカツが入った「カツカレーパン」(160円)や、冬季限定で提供している干し芋を原料にした室戸の郷土料理「かんば餅」も人気商品。焼いて食べるとびよ~んと伸びて、ほんのり甘い。
作られたパンは店頭のほか、道の駅や商店などでも購入可能。
ひと口食べれば、長く愛される理由がきっと分かるはず。訪れる際は、白壁や水切り瓦の建物といしぐろなどにより形成された「吉良川の街並み」の散策もお忘れなく♪