「寿し柳」の折り紙付きの職人が握る 歴史と融合する新たな味

寿し柳

グルメ高知市

大阪寿司を源流に土佐らしさが加わる 気取らない老舗

原点は、1928年の創業時に初代が提供した押し寿司など、いわゆる大阪寿司。少し甘めのシャリがその面影を今に伝える。現在は、地物や瀬戸内の魚介のにぎりはもちろん、冬の蒸し寿司など、土佐ならではの味で親しまれている。

 

老舗ゆえに敷居が高そうだが、舌の肥えた食通から家族連れまで、ファン層は実に広い。

「いつも1人で食べに来る女性の常連さんもいます」とは、卓越した技術で人気を支える料理長の吉本昌司さん。お客の好みに即座に対応する柔軟性はさすが。

 

その実力を存分に堪能できるのが「板さんおまかせ10貫」(3000円)。
清水さば、大トロなど、目利き自慢の料理長が厳選したネタで握りつつ、好みに応じて内容は替わる。季節に合わせてカワハギ、サヨリ、グレなどが登場することも。

 

 

こちらは左から田舎寿司のネタにもなる「姫市」(200円)、熱々で提供される「焼きたて大玉子」(200円)、静岡直送の「芽ネギ」(160円)。

 

 

1階はカウンター、2階は個室になっているので、どんなシーンでも利用しやすい。