安芸市で育まれてきた、伝統の焼き物「内原野焼(うちはらのやき)」をご存知だろうか?
日常使いする器が中心で、日常に溶け込む素朴な風合いが特徴。
今回は、内原野陶芸館を運営している(株)陽和工房の西邨出さんに、内原野焼の魅力を聞いてみた♪
陶芸館について
平成11年に建てられた内原野陶芸館。
作家たちの焼き物販売をはじめ、手ひねりや絵付け体験など、内原野焼の魅力を発信している。
会員制の陶芸教室のほか、出張陶芸教室も行っている。
(株)陽和工房 2代目 西邨 出さん(にしむら いづるさん)
昭和46年生まれの安芸市出身。物心つく前から工房に行って、父の隣で土いじりをしていた懐かしい思い出も。県内外の展覧会で数々の受賞歴を持ち、その高い技術は「土佐の匠」に選ばれるほどお墨付きだ。
この道に入った当初、「45歳までが新人」と呼ばれるくらい、長い時間をかけて腕を磨いてきたのだそう。30歳頃に始めた空手も影響し、力強さも加わって「薄く・軽く・強い」器を手がけている。
手がけてる製品とこだわり
飲食店からも器のオーダーが入る出さん。「オーダーにきっちりと応えることを大切にしています。日々の暮らしが少しでも豊かになる。そんな心地よさを、普段使いの中で感じてもらいたいです。」
料理を引き立ててくれる色合いと、手に馴染む器の数々は、ギフト用にもおすすめ♪ 時代に合わせたエッセンスを加えながら製作しており、他業種の職人とも柔軟にコラボレーションをしている。
購入先
- 内原野陶芸館
住所:高知県安芸市川北乙1607-1
まとめ
最後に出さんは「伝統は過去を守るものではなく、未来を守るということ。内原野焼を通して、社会といろんな接点を持っていきたいです」と、力強く話してくれた。
体験教室やイベントなど、さまざまな場所で内原野焼の魅力を伝えている内原野陶芸館。ぜひ一度手訪れて、日常に寄り添う器に触れてみよう!
さらに、高知県では伝統工芸品・特産品、職人達を紹介する「デジタルパンフレット」を配信!
挑戦している職人の一言から、職人になるまでのヒストリー、愛用者の声などを紹介。読めばあなたもきっと職人達を応援したくなるはず。ぜひ一度覗いてみて♪
デジタルパンフレットはこちら!
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