ワカモンスター「坂本柊弥さん」

 

「食べる」側から「作る」側へ
好きが高じて巡り会った、これぞ天職

レストラン、カフェ、スイーツ、ベーカリー、雑貨販売まで、県内に18もの店舗をもつ高知の老舗企業「現代企業社」。その中のひとつ、高知市神田にある「ケーキ&カフェ12か月」は、スイーツを扱うほとんどの店舗のケーキづくりを担っている、いわばケーキ製造の中枢。ここでパティシエとして活躍しているのが坂本柊弥さん。生まれは日高村で、「現代企業社」が手がける店舗のひとつ、日高村にある「屋根の上のガチョウ」のケーキは、幼少期から慣れ親しんだ思い出の味だ。「小さい頃からよく食べていた『ガチョウ』のケーキ。まさか自分がそれを作る側になるとは思ってもいませんでした(笑)」。元々はパソコン関係の仕事に就こうと思っていたが、気づけばパティシエの道に。きっかけとなったのは高校2年生の時、父の誕生日ケーキを作ったことにはじまる。「それまではケーキを食べる事が好きだったんですが、作ってみたらとても楽しかったんです。小さい頃、母がよくお菓子を手作りしてくれたのも影響したかもしれません」。専門学校に通いながら「屋根の上のガチョウ」でアルバイトをはじめ、これまでの約3年間でめきめきと成長。「次期エース」と周りも太鼓判を押す期待の存在に。とはいえ、華やかそうに見える仕事にこそ地道な作業はつきもの。辛い事も多いのでは?「好きな事を仕事にしているので『楽しい』という感情しか無いんです。今はただただ、美味しいものを作りたい、その一心です」。どこまでも仕事に対して真面目でピュア。そんな彼が、一つひとつ真心込めて作るケーキはぜひお店で。

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