株式会社 縁 代表取締役社長 「古味 幸倫」さん

株式会社 縁

高知県中部高知市

高知市内で人気の飲食店、マッサージ店、そして不動産業など幅広く事業を展開している株式会社縁。ジャンルの異なる店舗で多くの従業員をまとめ、日々業務に邁進しているのが社長の古味幸倫さんだ。会社設立以来、順調に業績を伸ばしつつある同社だが、その好調を支えるのは、すべて「人との縁の賜物」だと古味社長は語る。

 

 「飲食業の信頼を高めたかった」と会社設立の理由を、そう語るのは株式会社縁代表取締役社長の古味 幸倫さん。古味社長が同社を設立したのは29歳の時。席数たった10席の小さなバー「フクロウ」からのスタートだった。「世間知らずの子どもでした」と当時を振り返る古味社長。それまで勤めていた飲食店では、お箸の持ち方や礼儀作法まで、飲食店に大事なことを家族のように大切に教えてもらっていた。にもかかわらず、無知と幼さゆえに前職のお店のことを顧みず、独立。先行きが見えないなかでの経営が始まったが、幸いなことにバーには連日お客様が詰めかけた。それもそのはず、前職の関係者の方々があたたかく見守ってくれていたのだ。その上、前職のお店のお客様も古味社長に会いに足を運んでくれた。「人の縁のありがたさを痛感した」と古味社長。「株式会社縁」という社名は、古味社長のそんな経験から得た、かけがえのない人の縁に由来する。


 現在同社が経営する主な店舗は、焼肉「ホルモンけぶりや」、鉄板焼き「FUJIYAMA」、バー「えん蛸」、鍋焼きラーメン「谷口食堂」、「タイガーステーキ」、リラクゼーション「HONO」と幅広いジャンルに渡っている。コンセプトは「今まで高知になかったお店」。斬新なスタイルのお店を生み出すアイディアの源は、古味社長の下積み時代にさかのぼる。サーフィンに夢中になったばかりに高校を中退。朝はサーフィンをするため海へ出て、夜は食べていくために飲食店でアルバイトをはじめた。そこで出会ったのが先ほど登場した経営者だった。当時その経営者はラウンジから創作料理店まで幅広く飲食店を展開。そこで古味社長はラウンジのボーイから飲食店での接客、あらゆるジャンルの料理の調理まで、飲食に関わるすべてのことを体得できるチャンスを得た。また「あそこが美味しい」という店の噂を聞けば、経営者と共に食べに足を運び、味覚を磨いた。厳しいながらも恵まれたこの下積み時代の経験が、現在のユニークな店舗経営に大いに役に立っているのだ。

 

 「いいこともわるいことも、つらいことも楽しいこともすべて飲食店から学んだ」と続けて語る古味社長。一時は経営していた居酒屋を一年足らずで閉店するなど、挫折も経験した。しかし飲食業への人並みならぬ思いは冷めることなく、さらに高みを目指して仕事に邁進した。そして辿り着いたのが「店づくりは街づくり」という考え。「街のにぎわいは飲食店にしかつくれない」とその真意を語る古味社長。仕事の疲れを癒し、夢や愛を語り合い、笑い合う場所である飲食店。「飲食店があるから人が街に来てくれるのです」。そんな人が集まる店をつくることで、にぎわいのある街づくりに貢献したい。その思いを胸に現在古味社長は、新たな店づくりに向けて従業員の独立支援も進めている。「スタッフにも成功体験をしてもらう目的もある」と優秀な従業員にはチャンスを惜しまず与える古味社長。今後株式会社縁から新たな独立店舗が誕生すれば、さらに高知の街ににぎわいが生まれるはずだ。

「ホルモン けぶりや」
珍しい部位のホルモンが味わえるお店として2007年開店。高知市追手筋1-10-24 TEL088-823-5566
「粉屋 えん蛸」
たこ焼きも楽しめるユニークなバー。2011年開店。高知市追手筋1-7-9第20すずきビル1F TEL088-875-7740
「タイガーステーキ 高知店」
ボリューム満点のステーキ専門店。2013年開店。高知市帯屋町1-9-18
TEL088-856-8552
「谷口食堂」
本場須崎の鍋焼きラーメンが楽しめる。2016年開店。高知市追手筋1-7-14 田村ビル1F TEL088-873-2184
「FUJIYAMA」
お好み焼きと鉄板焼きのお店。2012年開店。高知市追手筋1-2-7 スクエアワンビル1F TEL088-855-7141

 

株式会社 縁
●設立/2006年10月 ●従業員数/100名(男性55名、女性45名)
「今まで高知になかったお店」をコンセプトに、飲食店の経営及び企画、運営を手がける。
飲食店だけでなくリラクゼーションスペース、コンパニオン派遣、不動産業、ビル経営など幅広く事業を展開する。
年に2回はスタッフの親睦を兼ねてバーベキューや温泉旅行を開催している。
またグループ会社として株式会社HONOがある。