【SDGs×道水中谷水産】美味しい養殖魚を届けるために大月の美しい海を守っていく

こうちSDGsガイドブック大月町

高知県は、「SDGsの広がりによる持続可能な地域社会づくり」を掲げ、県内事業者によるSDGsの達成に向けた取り組みを推進しています。

今回は、道水中谷水産株式会社におけるSDGsの取り組みを紹介します♪

【現在の取り組み】恵まれた海洋環境を持続可能な養殖場に

高知県大月町の恵まれた海洋環境を舞台に、マグロやブリの養殖事業を展開している「道水中谷水産株式会社」。事業の基盤は、なんと言っても自然環境。「消費者に美味しい養殖魚を届けること」と、「美しい海を守ること」は、どちらも同じ最重要課題だ。

例えば、ブリの養殖場では、海をできるだけ汚さないように、生餌ではなく、食べかすが出にくい「練り餌」を使用。生餌を使用しているマグロの養殖でも、徐々に練り餌に変えるよう取り組みを進めている。さらに令和4年8月には、「水産エコラベル認証(MEL認証)」を取得。これは水産資源の持続性と、環境に配慮した事業者に与えられる認証であり、環境保護に積極的に取り組んでいる証である。「美しい海の恵を食卓へ届ける」という事業活動を通して、持続可能な社会に貢献していく。

【今後の取り組み】働きやすい職場環境を整え未来を担う人材の育成を

人こそ最大の経営資源。社員ひとりひとりが自己実現を目指し、やりがいを感じられるように、働きやすい職場づくりに取り組む。また、未来の水産業を担う人材の獲得・育成も、この業界の課題。業務に必要な資格の取得をサポートしたり、外国人技能実習生の採用等もはじめている。

【メッセージ】部長 高田 潤さん

SDGsの取り組みは当社の成長戦略と言っても過言ではありません。社員をはじめ、ステークホルダーの皆様と共に、水産業を育み、「豊かな食と暮らしの未来をつくる」というビジョンのもと、養殖による海洋資源の保護・管理に取り組んでいきます。人々の健康を守りながら、地域社会や、持続可能な地球環境の実現に貢献していきたいです。

【企業情報】道水中谷水産株式会社

本まぐろとブリの養殖事業等を行う。同社のブランド養殖まぐろである「黒潮本まぐろ」はサンゴが群生する清浄な海域で養殖している。
  • 道水中谷水産株式会社
    [創業]平成23年
    [従業員数]51名
    [住所]幡多郡大月町大字橘浦字椎ノ浦山475-12
    [電話]0880-77-1820
    [URL]http://donaka.jp/