【SDGs×土佐龍】森の健康が人間の健康につながる 地元木材を最大限に活かす取り組み

こうちSDGsガイドブック須崎市

高知県は、「SDGsの広がりによる持続可能な地域社会づくり」を掲げ、県内事業者によるSDGsの達成に向けた取り組みを推進しています。

今回は、株式会社土佐龍におけるSDGsの取り組みを紹介します♪

【現在の取り組み】森の健康を保つことでSDGsの達成に貢献する

約84%にもおよぶ、高知県の森林率。そのうちの約65%が人工林と聞けば、健康な森を保つために、人の手が欠かせないことが分かるだろう。だからこそ「森を育て、森を生かし、森の未来を創る」。これが「土佐龍株式会社」の企業理念だ。

森を生かすことは、まさに土佐龍の本業。例えば、森林を手入れした際に発生する間伐材が、少しでも無駄にならないように、「四万十ひのき」のまな板といった日用品を製造している。もちろん、製造過程で発生する端材も一切無駄にはしない。端材を副産物として活用した、入浴材やお香も製造している。

健康な森が保たれれば、土砂災害の発生率は減り、川や海の水質も良好な状態に保たれる。周辺地域に住む人々の安全や健康を守ることにもつながり、SDGsの達成にもつながるのだ。

【今後の取り組み】木を無駄にしない商品づくり 森の大切さを伝えたい

「木を無駄にせず、すべて活用すること」が変わらない目標。高知県産木材で商品をつくることにこだわり続けたい。また、地元の子ども達を対象に、「木育」の授業やワークショップを開催。「私たちは森に生かされている」ということを伝え、森の大切さを意識してもらえるようにしていきたい。

【メッセージ】SDGs促進担当 池 靖紘さん

いま我々が使用している木材は、先代の人々が大切に育て、繋いでくれた貴重な産物です。今の時代を生きている我々も同じように、次の世代の人々が安心して暮らせる環境を引き継いでいくことを重要な使命とし、SDGs達成を目指して取り組んでいきたいと思います。

【企業情報】株式会社土佐龍

木を扱う責任を商品と活動に換えて、暮らしに役立ち、暮らしを明るく心地よくしていく商品開発に努めている。

  • 株式会社土佐龍
    [創業]昭和45年
    [従業員数]32名
    [住所]須崎市浦ノ内東分2830
    [電話]0889-49-0111
    [URL]http://www.tosaryu.com