「高知家健康パスポート」を使った健康づくりに取り組む企業や人を紹介するシリーズ。
今回は、健康にまつわる研究を行い、「令和4年度 高知県高等学校家庭科生徒研究発表大会」で県の代表に選ばれ「第31回 四国ブロック高等学校家庭クラブ研究発表大会」ホームプロジェクトの部で最優秀賞を受賞し、この研究の中で「高知家健康パスポートアプリ」(※以下:健パスアプリ)を活用していた、高知県立高知追手前高等学校3年生の奥田結菜さんの取り組みを紹介します。
目次
研究テーマは「働き盛りの父のために〜Let's try!健康投資プロジェクト〜」
健パスアプリを活用しようと思ったきっかけ
人間ドックで「要精密」の判定を受けた父
高血圧、糖尿病の薬を服用しているけれど、晩酌が好きで濃い味付けの料理を好んで食べる父は、これといった運動習慣もなく、人間ドックで「要精密」の判定を受けることに。特定保健指導は受けたものの生活スタイルを変えるつもりがなく、保健師をしている母から、高知県の壮年期男性の生活習慣病の死亡率が高い状況を聞き、父に健康で、元気に長生きしてもらうために、健やかな生活につながるよう、自分にできることはないかという想いからこの研究を始めました。
減塩を意識するなど、食事面の改善はできたものの、研究の中で次なる課題の一つとなったのが「運動の習慣化」です。何か続けやすい運動はないかと考え、母が使っていたことをきっかけに、健パスアプリを父に活用してもらうようにしました。
健パスアプリを使った取り組みを教えてください。
記録するのが面倒で運動習慣のない父に、まずは毎日8000歩以上歩くことを目指し、健パスアプリを活用して歩数の目標設定をしました。歩数が自動でカウントされることはもちろんですが、目標を達成した際に付与されるポイントや、自動でグラフ化され、「前回よりも多く歩いている!」とパッと見でわかる見やすさなどから達成感を感じたようです。デスクワークが多い職場のため、8000歩に満たない場合は仕事から帰って来たらすぐに歩きに行き、自主的に8000歩以上を達成させるようになりました。現在は、目標を1万歩に設定しています。
お父様に変化はありましたか?
運動への意識が強くなり、運動が習慣づくようになったことはもちろんですが、見た目や体重が変わりました。肥満気味のお腹周りもベルトの穴が変わる程です。そして、よく歩くようになったおかげで睡眠の質が上がったとも言っていました。
健パスアプリのどのような点が良いと感じましたか?
毎日歩数が自動で記録され、これまでの記録がグラフ化されるので、見やすく分かりやすいのがすごくいいと思いました。父曰く、ランキング機能で最初は下位の方だった自分が、少しずつ上位に上がってくるのが目に見えて分かるのも「よし、歩こう!」とモチベーションを上げる要因の一つになっているということでした。また、健診を受けたり、一日8000歩以上歩くことでアプリ内のポイントが貯まり、県内の飲食店やスポーツ施設などで提示すると特典がもらえる点にも魅力を感じています。
先日行われた発表会はいかがでしたか?
緊張しました。でも、自分が一番伝えたかった「働いている父をもつみんなにこのプロジェクトでの成果を知ってもらいたい」ということが発表でき、最優秀賞を取ることができたのでよかったです。
この研究を今後どのように生かしていきたいか、思いを聞かせてください。
今回の研究では、運動面だけでなく、減塩料理を作り父に食べてもらいました。あまり美味しくないと思っていた減塩料理も、ひと工夫で想像していたよりも美味しくなり、父だけでなく家族みんなの食生活・生活習慣に対する意識改善にも繋がりました。これからも家族で協力し、よりよい食生活や生活習慣を維持していくことで、健康で、元気に長生きできる体を作っていきたいです。働き盛り世代の方々には、定期健診には行っていただきたいですし、その結果を受け止め、食事や運動などに対する意識改善に努めてもらいたいです。
今回紹介した事例はいかがでしたか?
次回の更新もお楽しみに♪
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家族の健康づくりの第一歩に「高知家健康パスポート」をぜひご活用ください。
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