龍馬好きな父親の影響で、
高知にはすごく親近感を覚えているんです
●今回で2度目の来高ですが、高知の印象を教えてください。
高知といえばやっぱり坂本龍馬ですね。実はウチの親父が龍馬会というのに入ってて、しかも堺支部の理事をやってるんですよ(笑) だから親父はいつも高知に行ってて、その時の話しをよく聞かされていたので、高知には親近感を感じます。
●6月4日にリリースされた「ピアノロマン」のタイトルに込められた意味とは?
作曲ってギターを使ったりパソコンを使ったり、いろんな形がありますが、僕はピアノで作られた曲にすごく惹かれるんですね。実際自分も基本的にピアノで作曲するんですが、ピアノを使うからこそ出来るメロディーってあると思うんですよ。そこにロマンを感じて、それでこのタイトルを付けました。
●今回のアルバムではいろんなアレンジに挑戦してますね。
はい、打ち込みあり、レゲエあり、ラテンありと、いろいろやってみました。前からやってみたかった試みで、今回遂に実現したんですが、このレコーディングを通して強く感じたことがあるんです。まずメロディーが思い浮かんだら、それにピアノを合わせて、適当に歌詞を付けて歌ってみたものをデモテープに録音するんですよ。当然それを聴き返してみるんですが、その段階でグッとくる曲って、どんなアレンジをしてもいい曲になるんですよね。だからこれからは、いい曲を書きつつ、どんどん遊び心を入れていこうと思ってます。ただ、さすがにラップはやらないと思いますが(笑)
●そう言わずラップもぜひ(笑) 大学で結成されたバンドだそうですが、そのいきさつは?
実は大学の前からみんな顔見知りだったんですよ。大学に入学して同じ軽音サークルに入ることになって、せっかくだから一緒にバンドをやろうということで始めました。軽い気持ちで始めたバンドなので、もともとメジャーデビューするなんて思ってなかったですね。卒業したら就職するつもりで、その前にあるコンテスト出場してみようと。そしたら優勝して、それがきっかけでレーベルとつながりを持てたり、いろんな人と出会えたりして、本気でバンドをやってみようということになりました。あの時優勝してなかったら、今の僕たちはなかったですね。
シカゴプードル
2000年、大学のサークル仲間だったメンバーで結成。2003年秋、「全国学生音楽コンテスト」でグランプリを受賞したことで注目を集め、2004年7月、インディーズでミニアルバムをリリース。その後もインディーズでのリリースを続ける中、2006年1月にメジャーデビューを果たす。懐かしく切ないメロディーと、Vo.花沢の声が魅力のバンド。
New Album「ピアノロマン」2100円・発売中
シングル「愛燦燦」、「Hello」など12曲を収録した約2年半ぶりとなるフルアルバム。彼等らしいポップなサウンドに、様々なアレンジを施した意欲作となっている。