高知には「南国」って言葉がピッタリですね。
湘南と同じ匂いを感じます
●高知に来られたのは何回目ですか?
43K(以下、4):今回で4回目ですね。前に高知農業高校でライブをやったことがあって、全校生徒の前で演奏した事が印象に残ってます。僕らは湘南とか南国フレイバーのする街がすごく好きなんですけど、高知にも同じ匂いを感じます。なんせ「南国」って地名があるぐらいですから。
EIG(以下、E):(笑) 確かにそうだね。
●結成からもう10年近くが経ちますが、メンバーとは昔からお知り合いだったんですか?
4:はい、中高からの仲です。ぱっとしねぇなぁ、って印象でした(笑) みんな普通の奴らっていうか、特別やんちゃだったりって事はなかったですね。でもとにかく音楽が好きです。そんな音楽好きが自然と集まって、今のバンドを結成しました。
●当時はどんな音楽を聴いていました?
4:ランシドとかグリーンデイとか、洋楽のパンクやメロコアをよく聴いていましたね。当時すごく流行ってましたから。ポッシビリティの前身バンドでもそんな音楽をやってたんですが、今のスタイルになったのは、湘南の先輩バンド「山嵐」の影響からですね。年齢はそんなに離れていないんですが、偉大な存在です。今では一緒にツアーを回らせてもらったりするんですが、とても光栄なことですね。
●バンドを長く続けてこられた理由は何でしょう?
E:やっぱりみんな同い年っていうのが大きいんじゃないですかね。生きてきた時間も聴いてきた音楽も一緒ですから。しかもみんな浪人してて境遇も似てますからね。バンドを結成したのも浪人時代なんですよ。
●長いインディーズ時代を経て「New World」をリリースしただけに、思い入れも強いのでは?
4:そうですね。ただ、メジャー、インディーズってことではなく、3年ぶりにアルバムを出せたという喜びの方が大きいですね。
E:今回レコーディングに半年ぐらい時間を費やしたんですよ。それだけに、僕らが今できることを全て出せたと思います。
4:僕としては、誰の耳にも届くようなキャッチーな仕上がりになったと思ってます。それが嫌だっていう人もいると思うんですが、そんな批評がいろんなところで起こるような、みんなが知っているアルバムになってくれるといいですね。
ポッシビリティ
1999年、神奈川県藤沢市にて結成。地元を中心に、東京、横浜などでも活動。メジャーアーティストのゲストに呼ばれるなど、各方面から高い評価を受ける中、2007年「NAME/Runner」にてメジャーデビュー。キャッチーなメロディと、1度見たら忘れられないライブを繰り広げる5人組バンド。
1st Album「New World」
3059円・発売中 アニメ「銀魂」のエンディングテーマになった「sanagi」や、Kj(Dragon Ash)、Shun(SBK)がフィーチャリング参加した「lost music」を含む全15曲+シークレットトラックを収録。
高知には「南国」って言葉がピッタリですね。湘南と同じ匂いを感じます