2008年11月号掲載 Jicco

高知は田舎だけど自然がキレイ。
そんな場所が戻る所で、本当によかったなと思います。


●Jiccoさんは旧葉山村の出身だそうですね。

めちゃめちゃ田舎です(笑)子どもの頃は、川とか山とか、自然で男の子と一緒に遊ぶ子で。でも、お姉ちゃんが宝塚がすごい好きで、小学校低学年の時に外国の昔のミュージカル映画を見てから、舞台とか音楽に興味を持つようになりましたね。有名なサミー・デイヴィスJr.とか、7、8才の時に好きになったり(笑)シブい子どもでした(笑)

●高校を卒業して上京後、様々なお稽古を経験して「歌」を選択したそうですが。
その頃は「舞台に出たい」と思ってたので、いろんなダンスや歌を勉強しました。でも、いろいろお稽古をしていくうちに、「歌が好きでミュージカルが好き」になってたのを、「ミュージカル自体が好き」って勘違いしているのに気付いて。その後、ニューヨークのブロードウェイのミュージカルで、「アイーダ」というミュージカルを観て、黒人さんの歌を聴いた時に「歌うってこういう事か」と体感したんです。そこから本格的にライブもやりたいという感じになりましたね。「私の場合、表現するのは踊りじゃなくて歌だな」と。

●Jiccoさんも参加する「GLORY GO!GO! GIRLS」がリリースしたアルバムは、本当にバラエティーに富んでますが、聴き所は?
最初から最後まで通して聴くと、5曲目までが表で、私が歌う6曲目からちょっと違う方向にいってるんです。つまり、A面とB面みたいな形で「表と裏」になっていて、ストーリー性があるんですよ。最初は楽しい感じで聴けるんですけど、後半は人の深い部分に向かう感じ。だから、みんなで話してて「適当に流して聴けるCDじゃないよね、コレ」って(笑)

●今後の目標は?
歌は歌い続けていきたいんですけど、今後は「GLORY GO!GO! GIRLS」のメンバーをはじめ、何かやりたいっていう人をバックアップしていく事も、すごくやりたい事の1つなんですよ。

●最後に読者へメッセージを!
私の場合、「やりたい」って東京へ行ってから、形になるまで10年近くかかってるんです。だから、好きな事ややりたい事をずっと続けてたら、それが何かしらイイ形になっていくので、細々とでもいいので続けていって欲しいなとすごく思いますね。どんな小さいことでもいいんで...

 


ジッコ

高岡郡津野町(旧葉山村)出身。小さい頃に姉が好きだった宝塚にハマリ、高校卒業後にミュージカルがやりたいと上京。様々な稽古を通して、やりたい事がミュージカルではなく「歌」だと気付き、3年前から都内ライブハウスでライブを行う。現在はジャズヴォーカルを勉強中。

2nd Album「Spece Monkey Answers」
2100円・発売中 数々の有名アーティストをサポートする、凄腕ミュージシャンバンド「KING」の楽曲を、mixiのコミュ「GLORY GO!GO! GIRLS」に集まった女の子7アーティストが歌う、贅沢な1枚。タワレコ&DUKE SHOPにて発売中。