リハビリ特化短時間型デイサービス「アルコデイトレセンター」が「パワーリハ」で障がい者のためのリハビリサービスを開始!
「パワーリハ」とは、老化や障がいにより低下した身体的・心理的活動を、楽しく、楽なトレーニングを実施する、リハビリテーション手法。障がい者・高齢者の動作性の低下は、筋力低下ではなく、全身の神経筋システムの不活動化であるとの考えから、全身各部の使っていない筋肉を再活性化することを目標とした運動プログラムであり、動作性と精神性の改善により活動的な生活を取り戻す「行動変容」を目的としている。その「パワーリハ」を障がい者のリハビリのために・・。
運動不足や体力の低下を感じる車椅子での社会人生活をサポートする「パワーリハビリ」
療育訓練会などで動作の改善や生活技能の向上のためのリハビリ訓練を受け、二十歳の時から入力事務の補助として社会人の仲間入りをした塩田さん。社会人になると誰しも運動不足や体力の低下を感じるようになりがちだが、車椅子で生活する塩田さんにとって運動不足は、日常的に歩く人よりも足腰の可動域を狭くし、活動筋が衰えてしまう。その結果、脚の力がうまく伝わらず転倒する事故にも・・。そんな塩田さんが、吉村所長の相談のもと、始めたのが障がい者・高齢者の為の「パワーリハ」を、高齢者と共に現在、週数回トレーニングを行っている。
本来のリハビリ通いとパワーリハビリ通いでの成果
身体的機能の低下の恐れのある障がい者にとって週何度かの適度なリハビリを行うことは大切なこと。リハビリできる施設も遠距離であれば気軽に通えないのが現状。こうした苦悩の中で地域にあるアルコでの気軽に通えるトレーニングを重ねた結果、膝立ちからの重心の取り方や、腰を浮かして立ち上がる際の踏み込む足先に力が入るようになった。継続するからこそ結果が現れ、成果がわかるので今ではすっかり習慣化。休日は仕事場で利用者として「パワーリハビリ」に励んでいる。
入社7年目になる塩田さんのお仕事は、パソコンでの入力など事務補助を担当。手や足に麻痺もあるが、長年勤務しているデスクの上に慣れた手つきでキーボードをたたいている。
事務の仕事としても、リハビリの利用者としても、、ここで会えてたくさんの人とおしゃべりするのが大好き。リハビリを続けることで体力が上がり、日常生活が楽しく過ごせています。そう話してくれる、塩田さん
高知市内3拠点あるアルコは、定期的なパワーリハビリサービスを実施。「からだの機能のことでお困りの方であれば、それを必要とする方々にサービスを提供したい。だから高齢者の方だけでなく、障がいのある方で利用しやすい新たな社会資源が高知市に誕生したことを知ってほしい」と吉村所長は語る。