「トンノ」不動の1番人気は、パスタみたいな名前のピッツァ

イタリア食堂 トンノ

どうも〜! ほっとこうちの池上です。

いつもは編集部でリサーチした情報を元に取材をさせていただくのですが、その道のプロに聞いてみればきっとイイお店を知っているはず! というわけで、完全天日塩作りのプロ「田野屋塩二郎」の佐藤京二郎さんにお気に入りのお店、メニューを紹介していただくことに。

佐藤京二郎さん

佐藤さんは、食材や調理法方法、塩を振ってからの提供時間などを考慮し、常人では想像のできないレベルで料理に合わせたオーダーメイド塩を生み出す。日本のみならず、海外の高級レストランからも引く手数多の凄腕塩職人。

そんな佐藤さんの口から名前が挙がったのは、奈半利町にあるイタリア食堂「トンノ」。「田野屋塩二郎」創業間もない頃、その塩に惚れ込んで取引を申し込んだのが「トンノ」オーナーの松岡さんで、それをきっかけに足を運ぶようになったとのこと。佐藤さんが「飲食店のお取引第1号です」と笑う。

トンノ外観

普段の食事やお客さんが来たときもよく「トンノ」に足を運ぶそうで、中でもお気に入りのメニューは「ピッツァ なはりたん」(1540円)。奈半利町のやっこネギと高知県産の豚肉をトッピングしたこのピッツァ、奈半利産のものが使われいるので「なはりたん」なのだが、正直お電話でメニュー名を聞いたときはパスタだと思ってました(汗)。

ちなみに「トンノ」取材時に佐藤さんもお越しくださったので、「なはりたん」が焼けるまで色々とお話を聞くことに。やはり「なはりたん」のお気に入りポイントは伺っておかないと。佐藤さんの完全天日塩作りに関しては「田野屋塩二郎」でweb検索すればたくさん出てくる。拝見すればするほど凄い人で、そんな佐藤さんからどんなコメントが聞けるだろうとドキドキ。

編「なはりたんの好きなポイントは?」
佐藤さん「シンプルに美味い!」

なんて力強い! 佐藤さんの作る塩は2000種以上ということで、それだけ繊細な作業をされている方ならばきっと繊細なコメントかと思いきや、一言!

でもそうですよね、好きか嫌いか、美味いか美味くないか、物事はシンプルに、難しく考える必要はありません。佐藤さんの完全天日塩作りもご自身で納得できるかできないかだけを突き詰めたからこそ至った高みなのかもしれない。なんて考えていると「なはりたん」登場!

なはりたん

うわぁ、マスクしてるのにめっっっちゃイイ匂いする!!

豚と、何かもうひとつ馴染みのあるものが香ばしく焼けたこの匂い。

編「これは‥、生姜ですか?」
松岡さん「醤油です。」

これはちょっと恥ずかしい。誰か時を戻してほしい。それはさておき、「なはりたん」は鰻の蒲焼や焼き鳥など、タレの焦げる香ばしいイメージを再現すべく考案。豚肉を湯がいた後に味付けで醤油を使用。焼きあがった際の食欲をそそる香がたまらない! 味も豚の甘みと醤油がベストマッチ。上品な和風の味付けは性別や世代を問わず魅了しており、「トンノ」で不動の1番人気メニューとのこと。ハーフカット(880円)やスープ、サラダなどのセットもあるので、ランチ・ディナー問わず楽しめる。

さてさて、食事が終わればデザートもいただきたいが、なんと「田野屋塩二郎」と「トンノ」のコラボ商品があるとのこと。こちらは「トンノ」がある、ごめん・なはり線奈半利駅1階「物産館いちじく」で購入できるプリンで、その名も「トンノが作った田野屋塩二郎と土佐ジローの塩プリン」(450円)。

トンノが作った田野屋塩二郎と土佐ジローの塩プリン

口に入れれしっかり塩を感じるプリンと、ちょっとビターなソースで大人向けの味わい。天気が良ければ駅3階、「トンノ」隣のテラス席でまったり楽しみたい。

トンノ内観

みなさんもドライブがてら、奈半利町でパスタみたいな名前の絶品ピッツァと2人のコラボプリンを味わってみて!