南はりまや町にお店を構え、つけ麺のパイオニアとして名高い「宮本屋」には各テーブルに白い容器が設置されている。中を覗いてみると、「ガリ」がぎっしり。店主が東京のラーメン店で見かけたことからインスパイアされ、約10年前からテーブルに備え付けられているそうだ。
こちら箸休めとして食べるのも良いが、写真のように「ラーメン」(850円)や、つけ麺に浮かべて食べるのが本来の使い方。ガリの甘酸っぱい味わいがスープに溶け出し、変わるというよりも「深みが出る」という表現がしっくりとくるような味わいに。シャキシャキッとした食感も良いアクセントになっている。
実はガリ以外にも味変アイテムが多数用意されており、店主が修行した「永福町大勝軒」でも提供されていた「なまたまご」(50円)は、卵を溶いてすき焼きのように麺をつけてすすればマイルドな味わいに。また、ガリと同じく備え付けられたラー油や酢を加えて、よりパンチの効いた風味を楽しむのもアリ。これらは醤油以外のスープやつけ汁に加えても美味なので、色んなメニューでお試しを。