ひと口すすれば分かるそこに注がれた情熱が
父の背中を追い、大学卒業後に蕎麦職人の道へ進んだ凢内さんが作るそばは、努力と情熱がたっぷり注がれた、そのどれもが渾身の一杯。出してくれたのは、縁起物の大きなにしんがのった「温かいにしんそば」(1200円)。削り節のみでとった出汁に、四国の厳選した醤油をブレンドしたかえしを入れて作られるつゆ。そこへにしんの煮汁が溶け込み、極上の美味しさに。
ひと口すすれば口いっぱいに旨みが広がり、高知県民のDNAに訴えかけるような美味しさを味わうことができる。
また麺は、透き通るような白さとのど越しが楽しめる「更科そば」か、そば本来の色、香り、味わいが楽しめる「信州そば」、どちらか選べるのでお好きな方をどうぞ。
「高知の出汁文化を守り、伝えていきたいです」と語ってくれた、店主・凢内さん。ひと口すすれば、その熱い想いが伝わるはず。