昨年1月には高知市朝倉へ、そして9月には「やすきや番地」の名と共に、1号店とほど近い高知市鴨部に2号店をオープンした「一方」。うどんの名店「やすきや」の創業者から直々に受け継いだ味を、今度はラーメンにして復活させたとして話題になったのも記憶に新しい。
こちらの二大看板は「肉入りしょうゆ」と「味噌カツ」だが、その脇でキラリと存在感を放つのが「昆布屋の和風ラーメン」(900円)。
高知市にある「泉利昆布海産」から仕入れた北海道産の真昆布と、同じく高知市の「佐竹製麺」にオーダーした、このラーメンのためだけに作られたオリジナル麺を使用しており、ほっと一息つけるどこか懐かしい味が楽しめる。細かく刻んだ真昆布がスープの中に入っており、食感のアクセントに。麺はパツッと歯切れのいいストレート麺で、深い旨味のスープとも好相性。
こちらは看板メニューの1つ「元祖やすきや「土佐和牛」肉入りしょうゆラーメン」(900円) 。「やすきや」と「一方」それぞれのDNAが注ぎ込まれた一杯で、醤油と肉の味付けは「やすきや」当時のまま。懐かしくて新しい味わいが楽しめる。
どこまでもラーメン好き、そして情に厚く、地元愛溢れる店主が作る味は、一度食べればその魅力がきっと伝わるはず!