東洋町初 ポンカン農家が入れるコーヒー「ki-iro」

citrus&coffee cafe ki-iro

カフェ営業を通して東洋町だけでなく
高知をPRしていきたい

神奈川出身の大久利さんは、高知出身の知人に実家の農家体験に来ないか? と誘われ、初めて高知を訪れた。食や人のあたたかさ、環境に感動して、いずれは移住したいと考えるようになり、高知への行き来を重ねるうちに現在の会社社長と出会って意気投合。今年4月に東洋町に足を運び、ポンカン直売所として営業していた店内を見学し「カフェを始めたい」という社長の言葉からイメージが膨らみ、本格的に移住を決意。ケーキの作り方やコーヒーの入れ方などを猛勉強し、6月に「ki-iro」の運営担当として営業をスタートさせた。「1人での営業に不安はあったものの、自分自身で考え商品にできる事に面白さを感じている」と話してくれた。高齢化が進み、放棄園も多くなりつつある東洋町のポンカンを守りながら、新しい物を生み出し多くの人に知ってもらいたい。町だけでなく、高知を新しいかたちでPRしていきたいという大久利さんの発信力に、今後も期待したい。