「土佐のうまいもの大賞2019」にて、菓子部門で1位を獲得した土佐の茶菓子「和らびもち」の生みの親、高知市神田に店を構える「八千萬ず」の店主が新たな和菓子を作り上げた。その名も「和の実り」。
日本の伝統和菓子である落雁の優しくほどけるような食感を、 洋菓子の代名詞であるチョコレートで表現した新しい形の焼ショコラだ。 甘酸っぱく蜂蜜で炊きこんだ土佐柚子の爽やかな甘みと、チョコの口溶けの良さと相まり、 口いっぱいに香りが広がり余韻まで楽しめる至福の逸品となっている。また、「和らびもち」同様、素材にもこだわっており、四万十珈琲や沢渡茶をはじめ、土佐を感じられる和フレーバーが揃う。
従来のチョコレートは、冷やすと食感が硬くなり風味が損なわれがちだが、「和の実り」は職人が手間暇をかけ、食材本来の風味が飛ばないよう低温でゆっくりと焼き上げる事により、冷やしても変わらない美味しさが保たれるようになっている。温めて食べる冬の「和らびもち」にも驚いたが、今度は夏場にもフィットするチョコレートとは…。「人と同じことをやっても仕方がない」という店主の言葉通り、ありそうでなかった和菓子がまた新たに誕生した。
高知の食材の美味しさを県内だけでなく、県外はもちろん、海外まで届けたいという情熱が詰まった土佐の逸品。ぜひ味わってみてほしい。