今回は、香美市の田園風景が広がる中、工房を構える「梶原務刃物製作所」をご紹介!
梶原務刃物製作所について
香美市の田園風景が広がる中に佇む工房。代々、家庭用だけでなく業務用の包丁も多く手がけ、問屋に卸してきた。
4代目 山内 久央さん(やまうち ひさひろさん)
地元福岡県で、金物を取り扱う企業に勤めていた久央さん。結婚を機に、奥様の実家であった鍛冶屋の後継者として、28歳だった2004年に高知へ移住。
「二代目土佐かじ屋」として、さまざまな包丁を鍛造から刃付けまで一貫して制作。
手がけている製品とこだわり
「私が数千本の包丁を造っていても、使う方にとっては大切な1本。多くの選択肢の中から選んで頂いた方を想い、気持ちを込めて包丁を丁寧に鍛えます」と話す久央さん。
日々の仕事に真摯に向き合い、安定した品質を造り続けること。その姿勢や取り組みが、長年信頼を築き上げてきた。
思わずその美しさに見惚れてしまう、ダマスカス模様の包丁。
刃に広がる模様は1本1本異なり、美しさと丈夫さを兼ね備える、プレゼント用にもおすすめ。切れ味の良さから下ごしらえもスイスイと楽しくなる♪
こちらは蛸引き包丁。高知県伝統の皿鉢料理に盛り付ける時にも使われる。
長くて細い包丁で、刃先がとても繊細な1本だ。
購入先
- 梶原務刃物製作所
住所/香美市香北町美良布1359 - 土佐打刃物屋
HP/https://www.utihamono.com/index.html?grid=hd1
まとめ
久央さんは最後に、「3代目の義父から、信頼が第一という職人の在り方を教わりました。安定した品質の刃物を作り続ける。それを当たり前にしていきたいです。」と話す。
2021年からは1人で工房を任されるようになり、これからも久央さんは使う方にとって大切な1本を、コツコツと手がけていく。
さらに、高知県では伝統工芸品・特産品、職人達を紹介する「デジタルパンフレット」を配信!
挑戦している職人の一言から、職人になるまでのヒストリー、愛用者の声などを紹介。読めばあなたもきっと職人達を応援したくなるはず。ぜひ一度覗いてみて♪
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