国内外から高い評価! 才色兼備の包丁を手がける「明神利器製作所」

明神利器製作所

高知の伝統工芸品・特産品特集須崎市

包丁が完成するまでには、鉄づくりから刃つけといった数多くの工程がある。

その中でも、完成まで一貫して行うのと同時に「研ぎのみ」の注文も受ける鍛冶屋もある。

今回は、須崎市に工場を構え、国内外から高い評価の包丁を手がけている「明神利器製作所」を紹介。

明神利器製作所について

初代である祖父が、堺で修行した後、須崎市で開業した鍛造工房。そこから、研ぎの工房として独立したのが「明神利器製作所」のはじまり。近年は高い品質が評価され、海外からの発注も多い。また、自社ブランドも手がけ、活動の幅をさらに広がっている。

明神利器製作所_研ぎ

明神 直人さん(みょうじん なおひとさん)

明神利器製作所_職人

「越前打刃物」で有名な福井県で修行し、「蛤刃(はまぐりば)」の研ぎ方を習得。刃先に向かって丸みを持たせ、絶妙な厚みで仕上げる両刃の研ぎで「現時点ではうちで出来るのは自分だけ」と語る直人さん得意の仕上げ方だ。

手がけている製品とこだわり

明神利器製作所_工程

「刃先が薄いとよく切れますが、薄さに気を取られると刃先が脆くなるので、薄さのバランスを意識して研いでいます」と話す直人さん。もっと良いものを作りたいという思いで細部にまでこだわる。また、注文者や取引先との連絡も欠かさず行い、改善点はないか常に研究している。

明神利器製作所_製品

切れ味はもちろん、芸術的な造形美を兼ね備える直人さんの包丁。

研ぎ職人として、国内外から高い評価を受けており、近年は製品に「直人作」という銘を入れて取り扱う問屋も!

まとめ

明神利器製作所_工房内

最後に『お客様や取引先の方々の要望に出来る限り応えて、「買って良かった」と感じてもらえる、値段以上の品質で応えたいです』と話してくれた直人さん。

研ぎのプロフェッショナルとして、今後目が離せない直人さんの挑戦はまだまだ続く!

 

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