ワカモンスター「土佐茶ガールズ」

おいしい土佐茶を飲まずにいるのはもったいない!

昼夜の温度差が大きいことから霧が立ちやすく、これが自然の覆いとなって味わい深くコクがあり、苦みの少ない上質なお茶を生み出す。土佐茶の多くはそんな条件が揃う、仁淀川や四万十川流域で栽培されており、実は全国的にも高評価を得ているという、隠れた銘茶の産地である高知県。しかし、栽培する場所が主に山間の急斜面であることや、近年の茶葉の取引価格低迷、生産者の高齢化など、県内のお茶の生産量は徐々に減少傾向に… そこで、そんな土佐茶の魅力をより多くの人に伝えるべく2016年に発足したのが「土佐茶プロジェクト」。土佐茶のおいしさを広く県民に伝えるためのさまざまな活動をしている、行政と民間のメンバーによる任意の団体だ。そんな中で、今年の7月に結成されたのが「土佐茶ガールズ」。メンバーは、高知学園短期大学 生活科学学科に通う女子学生11名で、お茶を入れる時に使う清らかな水をイメージした水色に、女の子らしい蛍光ピンクで描かれた文字のTシャツがトレードマーク。同科に通う学生は栄養士の資格取得を目指していることから、美味しさを伝えることはもちろん、お茶の成分や栄養面からも話ができると、白羽の矢が立ったのだ。「まずは土佐茶の名前を知ってもらうこと。そして私たち自身を信用してもらうこと。少しでも多くの方に飲んで、買っていただけるよう心を込めてPRしていきます」と、みんなの想いを代表して語ってくれたリーダーの川村さん。美味しく飲んだその一杯が、明日の土佐茶を救う。ぜひあなたも土佐茶のある生活を。

土佐茶プロジェクトHP