「高知県福祉人材センター」では、ちょっとした空き時間に、シーツ交換や配膳などの身体介護を供わない業務を行う「介護助手」という新しい働き方を提案しているのはご存知だろうか?
今回、実際に「介護助手」の仕事について、南国市稲生にある「ケアハウス白山荘」で、編集スタッフの市川も参加して体験することができたので、その様子をご紹介!
福祉の経験や資格もなく、今回初挑戦となる福祉の仕事に緊張をしていた市川。出迎えてくれたスタッフさんに温かく迎え入れてもらいホッとした表情を浮かばせ、まずは施設内での注意事項や心得、今日一日のスケジュールなどを確認しながら、施設内を案内してもらい早速体験スタート!
各居室のベッドを清潔に!
利用者さんの中には、就寝中に予期せぬ汚れがついてしまうこともあるためベッドの清潔さはとても大事。そして何よりも大事なのは、シーツの交換を行う際にシワになりにくいように張り替えを行うとのこと。
寝たきりの状態が多く、自分で寝返りすることができない利用者さんは、長時間同じ姿勢でいると圧迫された部分の血流が悪くなり、組織を損傷してしまう「褥瘡」が発生してしまう。そして、このシーツのシワがその発生リスクを高めてしまうそうだ。説明を受けてから、一部屋ずつ丁寧にシーツ交換を行う参加者の表情は、より一層真剣に変わる。
食堂の洗い物をした後は、利用者さんとコミュニケーション♪
施設内の1階には利用者さんの共同スペースとなる食堂があり、そこでは使用されたコップやお箸、フォークなどの食器を洗う業務もある。
ちょうど昼食時間の後ということもあり、食堂でゆっくりとくつろぎながら談笑している方も多かったので、洗い物を終えた後はお話の輪に入れてもらうことに。
介護助手の業務内容としては、利用者さんとのコミュニケーションは上位に位置づけられるものだが、意欲に応じてステップアップできるのも介護助手の魅力の一つ!
どんなお話をしようと思っていると、開口一番に話を切り出し会話に花を咲かせてくれたお二人。自然と笑みが溢れ交流の時間もあっという間! 「頑張ってね」という利用者の方々から励みの言葉をもらい、次なる業務へ。
入浴後の洗濯物もしっかり丁寧に干して本日の体験は終了
順番に入浴を行った利用者さんの洗濯物を各居室に干しに行き、本日の体験は終わりとなった。
今回は、介護助手の仕事の一部を体験させてもらうことができたが、そのほかにも、居室の清掃などの環境整備や利用者さんの見守り等の身体介護を伴わない業務も介護助手の仕事に含まれる。
施設内を回っていた時にも感じたスタッフさんの利用者さん一人ひとりへの気遣いや接し方、さらにトークスキルはもちろんのこと、スタッフさん同士の連携の取り方などは感心する部分も多く、「福祉の仕事は大変というイメージがあったけど、利用者の皆さん、スタッフさんがみんな明るくて優しくて、こんな職場で働けたらいいなと思えたので、この体験は貴重な時間でした」と体験終了後の市川や参加者は語る。
最後に
介護助手の体験の様子はいかがでしたでしょうか?
福祉の資格や経験がなくても、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができるので、学生や子育て中の方、社会参加したいシニアの方にもオススメ。初めてで不安な方には、今回のような体験や見学もできるので、興味がある方はぜひ「高知県福祉人材センター」に相談してみよう!
「高知県福祉人材センター」以外にも、「安芸福祉人材バンク」や「幡多福祉人材バンク」でもこの介護助手について就職のサポートをしているから、興味がある方はお近くの福祉人材センター・バンクへ相談してみて♪