高知工科大学軽音部で2017年に結成したガールズロックバンド「Chimothy→」(チモシー)。
耳触りのいいポップサウンドと真っ直ぐな言葉を紡いだ歌詞。
楽曲の魅力は当然として、それを届ける透き通った歌声にも定評がある彼女たちだが、
自身2枚目となるミニアルバムを2022年9月に満を持してリリースした。
2020年発表したファーストアルバムから約2年の時を経て今作の発表に至るわけだが、その2年は彼女らにとっても長く辛いものとなった。
コロナ禍。
思うようにライブ活動ができない、リリースツアーも自粛せざるを得ない。
そんな終わりが見えない不安な日々の中、地元のライブハウスと支え合いながら一歩ずつ歩んできた集大成が「最前線ブルーム」だ。
そんな最高傑作を提げ、全国20ヶ所を回るリリースツアー「最前線を走れツアー」の真っ只中にある「Chimothy→」。
“ポップでロックでキャッチーだけじゃない、いつまでも青春を感じられる。
大切な誰かに会いたくなったり、不甲斐ない感情を蹴散らしたり、
そんな衝動を与えらえるような一枚になることを願って、
たくさんの人に『Chimothy→』の音楽を届けていきたいと思います!”
前作ではツアーができなかった分、今回はできる限り多くの場所、多くの人に出会いたいと意気込みを語ってくれた。
コロナ禍のくすぶりも糧として、大きく成長を遂げた彼女ら。
これまでのネガティブをこれからのポジティブへ、
感情の座標軸を突き抜けた「Chimothy→」の快進撃がセカンドミニアルバム「最前線ブルーム」から始まる。
アルバムタイトルの通り、振り返ることなく真っ直ぐ突き進んできた彼女らの「最前線」が詰まった一枚をぜひ手に取ってみてほしい。
2022年12月17日には「高知X-pt.」にてツアーファイナルを開催予定。
常に前に進み続ける彼女たちの「今」を見届けよう。