「めん処 雲の上」開店に際して立ち返った 基本の醤油・味噌・塩 3種の食べ比べを

めん処 雲の上

グルメ高知市

 

2月にオープンしたばかりの新店だが、店主はこの道約20年というベテラン。今までは地元・梼原町名産のあめごやキジを使ったラーメンや具沢山のチャンポンなどを主軸にしたお店を展開していたが、自身が手がけた3店舗目となる「雲の上」のラーメンは、醤油・味噌・塩の3種類がベースとなる。

 煮干しやカツオの厚削り、ムロ節などの旨味を効かせた醤油ベースのタレが自慢の「醤油らーめん」(750円)は、醤油も数種類を独自にブレンドして使用しており、存在感のある味わいに。

塩ベースのラーメンも美味と評判。タレには数種類の塩とアサリのダシを加えており、あっさりながら深い味わい。アサリは具材にも使っており、言うまでもなくスープと好相性。豚肩ロースのレアチャーシューも美味い。

「前のお店の時に、『醤油が食べたい』とか『味噌は無いのか?』なんて言葉をお客さんからよく聞いていたから」と、今回はベーシックなラーメンで勝負。とはいえ、醤油には煮干しや節を、塩にもアサリのダシを効かせたりと、それぞれのラーメンに絶妙なエッジを効かせているのがなんともニクい。

また、「苦節20年の末に作り上げた自慢の逸品」とイチオシする、スープに漬けてもカリッとした食感が楽しめるカツなどのトッピングや、唐揚げ、チャーハンなどサイドメニューも絶品と評判。あえて基本に立ち返った、懐かしくも新しいラーメンに注目を!