ほっとこうち編集スタッフの市川です。
皆さんは、高知で生まれ、高知で暮らしていてよかったな〜と思う瞬間はありますか?
私はやはり、高知の「食」を食べたときです。
子どもの頃から母が作ってくれた料理、大好きな高知の飲食店さんの料理には、いつも高知の新鮮で美味しい食材が使われていたのだな〜と最近改めて感じるようになりました。
そんな高知の美味しい「食」を支えてくれているのが農家さんです。
実は、最近若手農家さんも増えてきているんですよ!
今回は、高知県で輝く若手女性農家さん3名をご紹介します♪
目次
私らしい! 農あるくらし
笹岡いづみ(ささおか いづみ)さん
直販所などのほか、ネット通販での販路も拡大しており、栽培から収穫、梱包・発送まで一人でこなす。地元四万十町の産地を守るという目標のもと、日々奮闘中!
就農までの歩み
高校卒業後、都会に出て専門学校に通い、憧れだったアパレル関係に就職することができたのですが、都会での生活を送る中で自給自足の暮らしに魅力を感じるようになり、29歳のときにUターンしました。作物の栽培方法の他にも、様々な角度から農業の基礎を学びたいと思い、四万十町の農業法人に3年間勤務した後、独立就農しました。栽培から収穫、梱包・発送までを一人で行い、地域の耕作放棄地を引き受けながら、現在は1.2haの農地を管理しています。
地域の風土を生かした農業
この地域の気候と土地に合った美味しい野菜を育てたいと思い、枝豆の露地栽培をはじめました。気候に左右されることもありますが、「芽が出た」とか「昨日見たときより大きくなっている」とか、作物の成長過程を観察するのが楽しいです。私は、作物を育てる過程から、自分で育てた野菜を商品としてお客さまに届けるまでの工程、その全てに携わることができる農業が好きです。農業は、趣味であり、遊びと同じくらい楽しくて面白い仕事です。
政光 秋奈(まさみつ あきな)さん
夫婦で高知にIターン移住。現在は夫婦で農業経営を行っており、事務も担当している。外国人の雇用や若者の雇用を積極的に行いながら、農業と経営の両軸を考え仕事に携わる。
就農までの歩み
東京で夫と二人暮らしをしていた時、東日本大震災が起き、インフラが止まり、日常生活がままならない状態になりました。そこで、都会の暮らしから離れ自給自足の田舎暮らしをしたいと考えるようになったことがきっかけで農業の道を選びました。高知県に移住して、四万十町にある「農業担い手育成センター」で半年間農業の基礎を学びました。その後、佐川町の指導農業士のもとで約1年半の研修を受け、独立。今は、夫や従業員と一緒に1.5haのニラを栽培しています。
農のある暮らし
子どもが生まれてからは、規模拡大とともに従業員を雇うようになり、みんなの力を借りながら農業をしています。保育園が休みの日は、子どもと畑に行って土に触れて遊んだり、トラクターに一緒に乗って仕事をしたりしていますね。私たちも子どもと楽しみながら仕事ができるのは、農業ならではだと思います。自分たちの家族、そして何より一緒に働いてくれている従業員の生活を守るという思いが、いちばんの原動力になっていると思います。
高橋 彩希(たかはし さき)さん
23歳の時、実家が酪農家だった夫と結婚し酪農に携わる。現在は家事と育児を両立させさながら、高知県農村女性リーダーとして、女性や若者の就農を応援している。
就農までの歩み
当時はまだ若かったこともあり、自分に向いてるかどうかもわからず就農しましたが、今では酪農がある暮らしが当たり前になり、毎日楽しく暮らしています。高橋牧場では、牛が自由に歩き回れる構造の牛舎「フリーバーン牛舎」を採用し、現在約120頭の牛を飼育しています。業務はみんなで役割分担をしているのですが、私は主に朝と晩の搾乳と事務作業を担当しています。
農業で暮らしが豊かに!
農業の良いところは、生活に深く関わっていることだと思っています。まず、就農して生活リズムが整いました。家事と育児もあるので、朝はとっても早いのですが、朝日と共に仕事をすると心地がいいです。農業は私にとって暮らしの一部であり、暮らしを豊かにしてくれている一つの要素になっています。元々農業に興味があったわけでもなく、動物が大好きだったわけでもない私が、ここまで思うようになったのは、農業の力ですね!
就農に関するご相談は「高知県新規就農相談センター」へ!
暮らしを豊かに、そして農業に誇りを持ち様々な事業を展開している若手農家さんを取材させていただいて、私も高知がもっと好きになりました!
農業を始めたい、農業を仕事にしたいと考えている方は「高知県新規就農相談センター」へ、ぜひご相談を♪ ※電話・HPから事前予約必須
相談は電話・メール・オンラインでもOK!