高知は酒もうまいし女性も綺麗。なかなか上等!
●高知にはよく帰ってこられるんですか?
年に1、2回程度ですね。今回は元々愛媛でライブが決まっていて、急遽高知でもやることになったから帰ってきたんですよ。こっちにいるときは昼間っからひたすら飲んでいます。起きて飲みに行って、家に帰ってまた飲んで、寝てまた起きて... の繰り返し(笑) それが許されるような、高知のマイペースな空気感がいいですね。
●そんな高知を出て、拠点を東京に移された理由は?
最初はギターの専門学校へ入学するために上京したんですよ。東京への憧れもあって、思い切って行ってみたんですが、これがもう最高! 途中アメリカに留学もしたんですけど、基本的にそれからずっとブラブラしながら東京に居座ってます(笑) なかなか面白い場所ですよ、ゴタゴタしていて。高知とはまた違う魅力がありますね。
●ギターを始めたきっかけは何ですか?
16才の頃、友達の兄貴にディープパープルの「ハイウェイスター」を聴かされたのがきっかけですね。それからどっぷり音楽にハマりました。色んな曲・バンドをやりながら紆余曲折を経て、1人で活動しようと決めた時に「これしかない!」と思って始めたのが、ブルースの弾き語りです。ブルースは前々から興味があって、ちょっとバンドでもやってたんですが、本格的にやり始めたのはそこからですね。
●ブルースの魅力とは?
生活に根付いた音楽というか、バックボーンを持った強さみたいなものを感じますね。独特のコテコテ感がたまらなく好きなんですよ。ラブソングももちろん素晴らしいですが、たまにはブルースも聴いてみて下さい。きっとクセになりますよ。
ロイキ
本名・寺田革(テラダアラタ)、高知県出身。16才より独学でギターを弾き始め、20才で上京。27歳で渡米し、バークリー音楽大学に留学。帰国後、35才よりブルースの弾き語りを始める。ハードかつ猥雑な表現力への評価は高く、近年は大きなステージに立つことも多い。ブルース界をリードする47歳。
2nd Album「河原マチノjulie」
2100円・発売中 ゲストに「ローラーコースター」の山崎よしき氏を迎えた作品。デルタスタイルのブルースを基盤に、ドラムとのデュオによるディープな表現に挑んだ意欲作。