今年の1月、多くの人で賑わうビジネス街にオープンした「麺屋大弐」。店を切り盛りするのはサーフィン好きが高じて高知に移住した関東出身のご夫婦で、驚くことに飲食業はここ「麺屋大弐」が初めてだという。
そんな店でいただけるラーメンはつけ麺と中華そばの2種のみ。どちらもベースとなるスープ、タレ、仕上げ油などは同じだが食べてビックリ、全く違った印象の味わいを楽しむことができる。
中でも注目すべきは、ダシに昆布や魚介の旨味を倍増させるグアニル酸を保有する椎茸を使っていることで、さらに四万十町十和産の原木椎茸を使用するこだわり。
そしてそれだけでは勿体ないとダシをとったあとは細かく刻んでスープの中に忍ばせており、これがまた旨味を倍増させるいい仕事をしているのだ。つけ麺と中華そば、両メニューとも最後にメジカと香味野菜が入った熱々の油をかけて仕上げる。そうすることで全体に香りと旨味が上乗せされ、さらにスープが最後まで熱いまま楽しむことができる。
写真上はリピーターが多いという「特製つけ麺」(並850円)。麺だけ、つけ汁につける、トッピングを入れる、ライスにかける、スープで割るなど、いくつものお楽しみが!
元々ラーメンが好きで、ここまで独学で辿り着いたという店主の高橋さん。知識と熱意に裏付けされた、高知にありそうでなかった新感覚の味、ぜひお試しを!