ほっとこうち12月号「大人のいい店」 すず木

寿司処 すず木

自慢の赤シャリが口の中で ホロリとほどける 職人業が織りなす握り

神奈川で腕を磨いたという店主の、自慢の握り寿司がいただける店。座るならカウンターが粋。店主の磨き抜かれた握りの腕前に、つい見入ってしまう。シャリには、酒粕を発酵させて5年もの月日をかけて酢に仕上げた「赤酢」が使われ、まろやかな酸味と甘みが素材そのものの旨味をさらに引き立てる。わさびは、その場ですりおろした本わさびを使用。真剣に握る職人の姿とはうらはらに、気さくでユーモア溢れる店主の人柄には人情味があり、江戸前の心意気が感じられる。

すず木 サブ2
握りを手で食べるか箸で食べるかによって、寿司の握り具合を絶妙に調節しているというこだわり。1つひとつ真剣に握る職人の姿は、まさに江戸前。

すず木 サブ