こんにちは、ほっとこうちのイベント係りです。
最近は雨が続いていますが、そんな雨も楽しく感じる素敵な和傘のイベントにお邪魔してきました。老舗料亭が演出する幻想的な夏祭りということで、とっても気になります!
やって来たのはこちら! 高知市のはりまや橋交差点のすぐそばに店を構える料亭「得月楼」さん。
なんと創業150年という、歴史ある老舗。敷居が高いイメージがあり、なかなか訪れる機会がなかったので、ドキドキしながら初潜入!
玄関に入ると早速、ライトアップされた傘が迎えてくれました。取材に訪れた日は、あいにくの小雨。晴れの日には、手前にある傘も玄関前に飾られているそうです。
この見事な和傘は、「国際デザイン・ビューティーカレッジ」のグラフィックデザイン科の学生さんたちが、得月楼のイメージに合わせて自由に制作されたそうです。その数、大小合わせておよそ90本!
2階の大広間へ上がると、和傘と一緒に花嫁衣装の展示もありました。どれも素敵な衣装で、実際にみてみるとやっぱり和装の結婚式もいいな…
正面のステージには、世界に1着しかないという「総金駒刺繍打掛け」が飾られています。とってもゴージャスですね!
そして1階の廊下には、壁一面にカラフルな和傘が飾られて、なんとも綺麗でした! スタッフの皆さんも和装がとってもお似合いです。
最近和装をする機会が減ってしまって、まだ1度も着ていない浴衣がクローゼットで眠っているんですが…これは浴衣を着るチャンス。
ここぞとばかりに浴衣や着物で訪れたいですね。和傘と和装で素敵な写真が撮れること間違いなしです!
一つひとつが全く違うデザインなので、ぜひじっくりと作品を楽しんでくださいね。
かわいい手のひらサイズの和傘もありました。暗くなるとライトアップされるので、また違った雰囲気が楽しめると思います♪
こちらは、葛飾北斎の浮世絵をイメージした作品。アクリル絵の具を使って描いたそうです。ライトアップされると「赤富士」がより美しく映えますね!
幕末にタイムスリップしたような見事な日本庭園も見事でした。鯉が優雅に泳いでいます。
お部屋はおよそ15室あり、個室でお食事をゆっくりと楽しめます。若い方でも、顔合わせや、お子さんのお食い初めなどのお祝い事でいらっしゃることも多いそうです。
お料理は、季節の食材を使った特別メニューも登場しているので、おでかけが減ってしまったこの機会に訪れてみるのもいいですね。
建物内のあちこちに飾られている掛け軸や絵画、船底を模した「船底天井」や魚梁瀬杉の一枚板でつくられた大広間の天井などにも注目です。
また、「船底天井」は頼まれてもいないのに、当時の職人さんがその技術をアピールする為「勝手に造った(笑)」というおもしろいエピソードもあるんだそうです。腕前をアピールして、次の仕事に繋げていたんですね。建物自体が美術館のようでたっぷりと楽しめました!
ライトアップの見頃は日が落ちた後、夜の7時30分以降がおすすめです。
「得月楼」のInstagramもチェックしてみてください♪
入場料/500円 ※見学のみの場合
食事/要予約
期間中の定休日/7月8日(木)、14日(水)