19世紀末イギリスの画家、待望の高知初上陸

高知県立美術館

開催日時2025年11月1日(土)〜2026年1月18日

高知県立美術館(高知市高須353-2)

イベント高知市

センセーショナルでエレガント、
ユーモラスでグロテスク。
19世紀末イギリスの画家、待望の高知初上陸。

ヴィクトリア朝イギリスで活躍した画家、オーブリー・ビアズリー。オスカー・ワイルド著『サロメ』挿絵の血のしたたる頭部を持って嗤う女性像はあまりにも有名。

選び抜いた線、斬新な画面構成、独自の物語解釈によって描かれた作品は、その妖しい魅力によって多くの人を惹きつけてきた。

その後も雑誌『イエロー・ブック』や『サヴォイ』、ポープの『髪盗み』の挿絵など意欲的に制作を続けるが、幼少より患っていた結核のため25歳という若さで亡くなってしまう。

大胆な白と黒の色面のなか渦巻く髪の毛、流れるような衣、図案化された植物――緻密な線と繊細な点描で描き込まれた作品群は、今なお多くの画家やデザイナーに影響を与えた。

本展覧会ではイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)の協力により、初期から晩年までの作品や資料など約200点を展示。

出世作『アーサー王の死』から後期の傑作『モーパン嬢』の挿絵の数々、希少な直筆の素描、彩色されたポスターや、家具、食器といった同時代の調度品などを通じて、19世紀に花開いた退廃的で優美な世界を体感しよう。

  • 異端の奇才 ビアズリー展

    日程/2025年11月1日(土)〜2026年1月18日
    時間/9:00~17:00
    場所/高知県立美術館高知市高須353-2
    駐車場/有り
    料金/⼀般前売1360円(⼀般当⽇1700円)、⼤学⽣1000円、⾼校⽣以下無料、各種⼿帳所持者とその介護者(1名)、⾼知県及び⾼知市⻑寿⼿帳所持者は無料
    問い合わせ/高知県立美術館(088-866-8000)