今回は、土佐和紙の原料栽培にも取り組みながら、薬品を使わない原料処理や、天日干しなど、伝統的な土佐和紙づくりを行う職人をご紹介!
和紙職人 田村亮二さん(たむら りょうじさん)
伝統的な手法を守り、素朴な風合いの手漉き和紙を手がける。敷地内の庭では、和紙の貼られた大きな板がいくつも並び、天日干しされているのも日常風景。
いの町で工房を構え、修復紙や障子紙をはじめ、インテリアの和紙のシェードも生み出している。
手がけている製品とこだわり
職人を志して間もない頃、和紙を日の光にかざした時に感じた「素朴な美しさ」は亮二さんにとって原点。そんな美しさを追いかけるように、薬品を使わない原料処理や、天候に左右される天日干しなど、手間はかかっても丁寧な作業にこだわっている。
材料の特徴を生かし、丁寧に作られた自然由来の和紙は、作家の作品に寄り添う。
亮二さんのこだわりを知る人からは、薬品を使わない伝統的な作り方でオーダーが入る。
水を和紙の表面に落とし、模様を描き出す「落水紙」。繊細な技から生まれる逸品!
展示・販売場所
- いの町紙の博物館
住所/吾川郡いの町幸町110-1
HP/https://kamihaku.com
まとめ
最後に「伝統的な手法で仕上げられたものは、美しくてとても丈夫なんです。これからも和紙が使われ、後世にも残るように。そんな思いで作り続けます」と話してくれた。
ぜひ、亮二さんの手がける自然由来の製法で生まれる和紙に触れて、心やすらいで...。
さらに、高知県では伝統工芸品・特産品、職人達を紹介する「デジタルパンフレット」を配信!
挑戦している職人の一言から、職人になるまでのヒストリー、愛用者の声などを紹介。読めばあなたもきっと職人達を応援したくなるはず。ぜひ一度覗いてみて♪
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