今回は土佐打刃物の伝統に、データ活用を加えた新たなものづくりに取り組む「有限会社 トヨクニ」をご紹介。
海外からの注文も多く、家庭用の包丁はもちろん、キャンプでも活躍する斧やナイフまで多彩なラインナップを手がける事業所!
1.有限会社トヨクニについて
1946年に創業以来、手がけた製品が海外で受賞したり、海外の展示会でも多数参加してきた経験をもつ。
包丁をはじめ、アウトドアや狩猟用のナイフなど伝統的なモノづくりに加え、医療用メスの開発に携わるなど、さまざまなジャンルでの取り組みを行う。
2.代表 濱口 誠さん(はまぐち せいさん)
この道40年の誠さん。3歳の頃から鉄に触れ、物心ついた時には工房が日常の景色だったそう。
「小さい頃から工房が遊び場でしたね」と振り返る。
28才のときに初めて挑戦した展示会で、データ活用がすでに主流だった海外のモノづくりに衝撃を受け、日中は鍛冶師の仕事、夜はプログラミングをはじめ、デザインや経営を学ぶ日々を奔走。その結果、オリジナルブランドの立ち上げ、海外での出展に成功した!
手がけている製品とこだわり
トヨクニのモノづくりの秘訣は、長年培ってきた伝統の技とデータ活用。
そこから生まれる斬新なアイデアから、多彩な商品開発を進め、海外から注文も後を絶たない!
上質な木材を使った柄に、世界を魅了する切れ味の狩猟用ナイフ。
オーダーメイドのケースも注文可能で、自分好みにカスタムできるのも嬉しいポイント。
薪割り用の斧は、無駄な力を使わずキレイに割れることができ、キャンプで大活躍。
アウトドア好きの友人へのプレゼントにもおすすめ♪
柄に模様を入れられる「チェッカー加工」。
網目状の美しいデザイン性と、作業時に滑りにくいといった機能性を備えたオリジナル加工が人気を呼んでいる!
購入先
- 鍛冶屋トヨクニHP
https://toyokuni.net
まとめ
最後に誠さんは、1本1本に思いを込めながら「鉄を料理している感覚ですね」と笑顔で話してくれた。
世界でも認められたトヨクニのものづくり。ぜひ、自分好みのナイフを手に入れよう!
さらに、高知県では伝統工芸品・特産品、職人達を紹介する「デジタルパンフレット」を配信!
挑戦している職人の一言から、職人になるまでのヒストリー、愛用者の声などを紹介。読めばあなたもきっと職人達を応援したくなるはず。ぜひ一度覗いてみて♪
デジタルパンフレットはこちら!
関連記事|特設サイト【伝統品に触れて紡ぐ毎日へ】