子どもの健やかな成長を願って、端午の節句に立てられる「フラフ」。
今回は、創業から120年以上の歴史を誇り、伝統の色で今なおフラフ作りを手がけている「三谷染物有限会社」を紹介!
三谷染物有限会社について
香美市に工房を構え、近くを流れる物部川の豊富な水源を生かし、フラフやのぼりをはじめとする、節句の商品を長く手がけている三谷染物有限会社。
近年では、室内で飾れるミニフラフやタペストリー、さらにトートバッグなどの制作といった、まるで「伝統が日常に溶け込む」ような素敵な商品も生み出している。
4代目 三谷 泰清さん(みたに やすきよさん)
「新しい家族へ希望を込めた、そして期待を超えるフラフを作りたいです」と話すのは、4代目の泰清さん。
祖父や父がしてくれたように、2人の息子にオリジナルのフラフを制作したことも!
刷毛を持ち、湿度や染料の固さの状態に合わせた繊細な手作業は、慣れるのにとても苦労したという。
「香美市で120年続く伝統を終わらせるわけにはいかない」と決意し、父から受け継ぐことに。
手がけている製品とこだわり
刷毛の細さを調整しながら、手書き染めゆえに、1枚として同じものは存在しない。
「フラフに描かれる顔は命です」と話し、凛々しさ・勇敢さを表現。そして、空に映える鮮やかな色合いは、創業当時から変わらず今も引き継がれている。
こちらは、室内やベランダで飾れる「ミニフラフ」。気軽に飾れて部屋が華やぐので、近年人気が高まっている。
フラフに描く絵をプリントしたトートバック。
鮮やかな色合いが、気分をワントーン上げてくれる。
購入先
- 三谷染物有限会社HP
https://www.marusanzome.com - 三谷染物有限会社
住所/香美市土佐山田町楠目1504-8
まとめ
「子が健康でたくましく育ってほしい」と、一枚一枚手書き染めで、思いを込められる伝統のフラフ。
五月晴れの空やご家庭ではためかせてみよう!
さらに、高知県では伝統工芸品・特産品、職人達を紹介する「デジタルパンフレット」を配信!
挑戦している職人の一言から、職人になるまでのヒストリー、愛用者の声などを紹介。読めばあなたもきっと職人達を応援したくなるはず。ぜひ一度覗いてみて♪
デジタルパンフレットはこちら!
関連記事|特設サイト【伝統品に触れて紡ぐ毎日へ】