子どもの誕生や節句を祝って掲げていたフラフや土佐凧。現在は住まいのインテリアとして人気が高まっているのはご存知だろうか。
今回は、土佐凧作りにおける唯一の継承者であると同時に、フラフ職人でもある「吉川染物店」を紹介!
吉川染物店について
香南市で創業130年以上を誇る染物屋。フラフや土佐凧はもちろん、インテリアとしてのミニ凧や、額縁に入れて楽しむ凧など、今の時代に合わせた作品を生み出している。また、定期的に展示会も行っている。
5代目 吉川 毅さん(よしかわ たけしさん)
染物屋の家系だったこともあり、小学生の頃から手伝っていた毅さん。
大学卒業後は香川県で10年近くサラリーマンをしていた毅さん。帰省して家の手伝いをした際に、「お客様の喜ぶ顔が見える仕事っていいなぁ」と感じていたそう。その後、職人になることを決心。
現在は奥様と2人でお店を支えながら、伝統を守っている。
手がけている製品とこだわり
「見た人に明るく元気になってもらいたいですね」と話す毅さん。
制作は湿度や温度で乾く速度、仕上がる色が変わってしまう繊細な手作業。「昔は野外であげるものでしたので大胆な色使いでしたが、今は部屋に飾ることが主流で、部屋に溶け込むような色使いを意識しています」と話す。
一般の方をはじめ、企業からの依頼や海外の注文もあるという。
竹ひごを外し額縁に入れているミニ凧。和を感じられる佇まいで、インテリアとして楽しめるのでプレゼント用にもおすすめ♪ 世界に一つしかない絵で、部屋に伝統が溶け込む色合いが魅力。
毅さんの娘さんに作ったことをきっかけに、「女の子のいるご家族にも作ってあげたい」という思いで手がけたタペストリー。「お客様との対話を重ね、名前や季節にちなんだ絵付けといった工夫をしています」と話す。
まとめ
「桃の節句・端午の節句」など子どもの健やかな成長をお祝いする伝統の品は、室内用のインテリアとしても楽しまれている。ぜひ、毅さんの手がける「見た人に明るく元気になれる」作品を見てみて♪
さらに、高知県では伝統工芸品・特産品、職人達を紹介する「デジタルパンフレット」を配信!
挑戦している職人の一言から、職人になるまでのヒストリー、愛用者の声などを紹介。読めばあなたもきっと職人達を応援したくなるはず。ぜひ一度覗いてみて♪
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