手づかみ食べの大切さとは?

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月刊誌「ほっとこうち」では、専門家の方にママやパパからの疑問や相談に回答していただいています。今回応えていただくのは、管理栄養士の和田さん。今回のお悩みはこちら…

ママのお悩み|手づかみ食べ

娘が手づかみ食べをするようになり、食べ物で遊んだり、掃除や片づけが大変で困っています。(1歳児のママ)

手づかみ食べの大切さ

離乳食に慣れてくると、赤ちゃんは自分から食べ物を手でつかんで口に運ぶようになります。食べ物をうまく掴めずにこぼしたり、投げてしまったり、成長を感じて嬉しい反面、机や床に食べ物が散らばると困ってしまいますよね。

まず、手づかみ食べの大切さについてお話したいのですが、大人がスプーンなどで適量を与え続けていると、赤ちゃんは自分の適量を自分で学習することができません。

もし自分の適量を学習できていないと、大人が目を離した隙に食べ物を詰め込みすぎたり、丸呑みしようとしてしまい危険です。ですから、自分の意志で手づかみ食べを始めた際は、できるだけそっと見守ってあげてくださいね。

また、手づかみ食べでは五感をたくさん使うので、赤ちゃんの脳の発達に嬉しいことがたくさんあります。月齢に合せて、いろいろな色や形、温度、かたさ、味、におい、食感の食材に触れることで、食への関心も増していきます。

食べ物を投げるのは大人の反応を見ているのかもしれないので、静かな声のトーンで「食べ物やお皿は投げないでね」と伝えてあげてください。

テーブル周りの汚れ対策としては、食事の前に椅子やテーブルの下に新聞紙を敷いたり、100円ショップで購入したレジャーシートの上に座らせて食べさせるのがおすすめです。

離乳食後の幼児食も重要

お子さんの年齢が上がると、大人と同じものが食べられるようになっていきますが、大人と同じような塩分を摂取したり、加工品を多く食べていると、未発達な内臓に負担がかかってしまいます。

食事は将来の健康に大きく繋がってくるので、なるだけ素材の味を楽しめるような薄めの味や塩分が少なめの食事を意識してあげてくださいね。お子さんの分だけ味を変えるのは大変だと思いますので、お子さんがまだ小さいこの機会にぜひ、健康的な食事でママやパパも健康になりましょう。

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